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12.132015
神戸女学院大学舞踊専攻・第7回卒業公演レポート
こんにちは!サイト管理人のMです。
島崎徹が教授を務める神戸女学院大学舞踊専攻の第7回卒業公演をレポートします。
2005年に開設された神戸女学院大学の舞踊専攻。今年で10回目の卒業公演を開催するに至りました。
卒業公演ではその名の通り、4回生が舞台を披露します。島崎徹の新作・これまでの作品、海外からの客員や講師陣が振り付けた作品など様々なバリエーションの作品に挑みます。
上演された作品をご紹介します。
[神戸女学院大学・音楽学部・音楽学科・舞踊専攻 第7回卒業公演]
①2015年12月10日(木)18:30
②2015年12月11日(金)18:30
③2015年12月12日(土)13:00
④2015年12月12日(土)18:00
場所:エミリー・ブラウン記念館 スタジオA
1. Zero Body
[主演] 池主雅夕・藤森美喜子・川原美夢・金愛珠・岡庸子・佐々木微香・佐藤絢音・杉田亜祐美・服部千尋
[振付] 島崎徹
[音楽] Zoe Keating
2. My favorite things
[主演] 池主雅夕・藤森美喜子・川原美夢
[振付] 砂連尾理
[音楽] 「My favorite things」
3. Woven
[主演] 金愛珠・佐藤絢音・杉田亜祐美
[振付] Owen Montague
[音楽] Hildur GUDNADOTTIR
[衣装] 山元清恵
4. from X to X
[主演] 岡庸子・佐々木微香
[振付] 鞍掛綾子
[音楽] Oren Ambarchi・Deadbeast vs.Stephen Beaupre・Sharmila Roy
5. Separate reality
[主演] 池主雅夕・藤森美喜子・川原美夢・金愛珠・岡庸子・佐々木微香・佐藤絢音・杉田亜祐美・小谷有輝
[振付] 島崎徹
[音楽] Ametsub
[管理人Mの勝手な目]
やっぱりすごいよZeroBody
Zero Bodyのエネルギーには圧倒されました。
島崎徹と学生たちが作品のためにどれほどの汗を流してきたか、それが観るものに伝わってきます。まるで会場の床や空気が振動しているかのように激しく、そして規律のある躍動感。よくこのペースで20分間動き続けられるものだと脱帽。ダンサーたちの意気込みに感動しました。
会場には涙を流している人もいましたが、わかりますその気持ち、私もウルウル来ましたから。(笑)
この作品は今年(2015年)の10月にこの4回生のメンバーがベルギーで踊って高い評価を得ました。島崎徹が自らターニングポイントになったと振り返るZeroBody。これからも多くの人に観ていただきたい渾身の作品です。
作品紹介 → WORKS [Zero Body]
創造と個性の融合
演目の2〜4では、今年の客員教授・講師3名さんが振り付ける作品を学生たちが踊りました。
誰がどの作品を踊るかは学生たちが自ら決めたそうです。自分で決めることできっと考える範囲が広がり、責任感も増して、濃い取り組みになったことでしょうね。
個性的な振り付けと各ダンサーの自己表現を大いに楽しむことができました。
My favorite things
Woven
from X to X
また新たな世界に出会えた
最後は、この卒業公演が初演となる島崎徹の新作「Separate reality」。
初めて観るワクワクや緊張感で私のカラダは自然に前のめりに。気づけば周りの人もそうでした。(笑)
20分以上の作品なのに、あっという間に終わったように感じました。ユニークな音楽と補色を使った衣装の強いインパクトが頭の中で共鳴しています。
もう1回観せてくれ~!
初期の構想を一度ぶち壊して途中からすべて作り変えたそうです。0(ゼロ)からのクリエーションに参加できた4回生の成長はきっと計り知れない。
観終わってふと思いましたが・・・、
もしかしたらこの作品は今年の4回生9人をイメージして振り付けられたのでは?
これは私の勝手な感想なので読み飛ばしてください。
「Separate reality」次はいつ観れるだろう。楽しみです。
コレも楽しみ「島崎トーク」
私は12月12日の昼の舞台を観ましたが、トークも相変わらず全開でキレッキレでした。
いつも思います。観に来てよかったわ〜。
時々、島崎徹が会場の皆さんに言います。「難しい意味や理屈を考えながら観るのではなく、感じてください」と。「それぞれ感じるままに楽しんでほしい」と。
私は、島崎作品を観るといつも元気になります。全身がエネルギーをもらって覚醒する感じです。これは言葉では表現できません。でもカラダが感覚を覚えていて、翌日はいつもより早く目が覚めます。アハハ、すごいでしょ。(笑)
次の舞踊専攻の舞台は3月の定期公演です。4回生の集大成であるとともに、1~3回生の成長を感じることができる素晴らしい公演です。
ぜひ、神戸文化ホールでお会いしましょう。
管理人M