三崎 彩 Aya Misaki

三崎彩

1992年大阪生まれ。オランダ在住。
ヨーロッパでフリーランスのダンサーとして活動中。
ヨーロッパでのプロジェクトにダンサーとして参加して新しい作品創りに携わったり、NDT在籍中に出会ったコラオグラファーのアシスタントとしてヨーロッパのカンパニーへの振付指導を担当したりと幅広く積極的に活動中。

 

プロフィール

2014年 神戸女学院大学 音楽学部 舞踊専攻 卒業。
2015年 NDT2(ネザーランド・ダンス・シアター2)に入団。
2018年 NDT2(ネザーランド・ダンス・シアター2)を退団し、オランダを拠点にフリーランスのダンサーとして活動を開始。

 

三崎彩

 

島崎徹作品

[MOVIE]
神戸女学院大学舞踊専攻・定期公演
(2015年3月/兵庫県立芸術文化センター) 1:14

クリエーション
(神戸女学院大学エミリーブラウン館)1:11

 

メッセージ

1. 徹先生との思い出、師事して良かったこと。
徹先生と時間を共に過ごしたのは神戸女学院での4年間。振り返って思うのは、何と言っても徹先生の”人生のためになる話”が毎日のように聞けたこと。
授業中であっても、先生が私たちに何かを伝えたい!と思ったら、練習を止めて時間をしっかり割いて話してくれました。
例えば、ストレスには「善玉」と「悪玉」があると言うお話。
悪玉ストレスはあなたの中にどんどん溜まり、”やりたくない、こんなの嫌だ” というネガティブな感情を生み出します。
逆に善玉ストレスは、”好きな事のためならこれを我慢しよう、ダンスが上手になりたいなら10分で良いからいつもより練習時間をとろう” とあなたの気分を高めてくれる、プラスになるポジティブなストレス。
「ストレスが善玉か悪玉がを見極めて、悪玉ストレスになってる事はすぐにやめて、善玉ストレスのみを自分にかけるように癖付ける。そうすることで努力を努力と思わず出来るし、精神的にもポジティブにいられて、良い方向にしか進まないよ。」と聞いた時は、分かりやすくて、頑張ろうという気持ちが自然と湧いてきました。
これはただの一例に過ぎず、徹先生が若い頃にどのように悩みを乗り越えたか、舞踊はどんな風に人々の心に訴えかけるべきかなど、そしてもっと踏み込んだ話題では、恋愛のことや家族のこと、命についてなどなど、色々なことを熱く語ってくれました。
今でも何かに悩む時、「あの時、徹先生がこんなこと言ってたな…。」と思い出し、その言葉が私の背中を押してくれることがあります。
「俺も君たちから多くを学んでるんだ。」と先生がおっしゃった時には、心の底から「この先生に出会えて良かった。生徒になれて良かった!」と思いました。
先生というよりは、一人の人間としていつも私たちと対等に向き合ってくれてるんですよね。
こんな風にひとりひとりと濃く深く関わり、本気でぶつかってくれる先生は、世界中を探しても他にいないと思います。

 

2. 10代のダンサーへ
“謙虚に、学ぶ姿勢を忘れず過ごすこと”は、年齢によらずいくつになっても大切なことだと思います。人に相談して、話を聞き、意見を求めることは大事です。
そして同時に”自分の人生は自分で決める”、この軸を見失わないこと。人の意見を聞きすぎないこと、周りに流されずに自分で決断し行動することも同じくらい大切です。
人は誰でも失敗や間違いを恐れます。だけど失敗は当たり前だと知ること。そして何より大切なのはその経験から学び、謙虚になり、努力し、勉強し、それを次に生かすことです。
挑戦して失敗し、また挑戦して失敗し、そしてまた挑戦していつか小さな成功をしたらいいのです。
人に相談し、その意見を鵜呑みにして行動出来なくなるのはとても勿体ないことです。実はあなたの近くにいる一番の理解者だと思われる人物も、必ずしもあなたにとってプラスになることだけを助言してくれているかというと、保証はありません。彼らも同じ、間違える人間なのです。
やって良かった!と後になって思えるのは、あなた自身がその決断をし、行動を起こした時だけ。その時、自分に返ってくるものの大きさは計り知れません。
だから、周りに反対されても、どうしてもやりたければ絶対にやってみてください。その結果失敗してもOK!成功したらラッキーです!
自分の思う道に ”謙虚にがむしゃらに” 進んでほしいです。どんなことでも挑戦すること。諦めないこと。そのために努力や勉強を続けること。
人生は長いです。自分で自分の人生を、未来をより明るく楽しいものにするために、惜しみなく勉強し、努力を続け、人と意見を交換し、自ら決断し、行動する。それを忘れずに日々過ごしてほしいと思うし、私自身そう思って単身ヨーロッパで頑張っています。

 

 

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